工繊大の家具

主要用途:研究室(大学)
タイプ:家具
敷地:京都府京都市
竣工:2017.03
施工:アトリエソルト(藤原洋司)
写真:吉田祥平
Wood furnitures of laboratory
Completion: March, 2017
Location: Kyoto city, Kyoto
Building use: Laboratory
Type: furniture

大学研究室の家具プロジェクト。研究室の空間を資料保管スペース、生徒用デスクスペース、ミーティン
グスペースの3エリアに分け、エリアごとの光のバランスを考えながら必要家具を製作・配置した。
主材料は構造用ラーチ合板、組立は現場大工工事としてコストを抑えている。単純な形状・納まりをした
家具群だが、本棚は書籍に囲まれた“歴史研らしい”アプローチを演出し、テーブルやデスクは足元を軽
快にすることで、暗くなりがちな足元に光が届くようにと考えられている。また、耐震改修の鉄骨ブレー
スの存在感を無視できないこの空間にあって、その斜材や工業的部分に呼応するような意匠を採用し、空
間にゆるやかな全体性を持たせる試みも今回の主題の1つである。